名前入りカセット博物館

館長挨拶

自分のゲームカセットに名前を書いていませんでしたか?

今では無料で遊べるのが当たり前のようになっているビデオゲーム。
数十年前はカセットという形で楽しむ、とても高価な玩具で子供たちがどこかで落としたり、貸し借りでなくさないようカセットに名前を書く家庭が沢山ありました。

名前入りカセットにはゲームの内容そのものはもちろん、手に入れた経緯(例えば誕生日プレゼント、初めてのお年玉で買った等)、一緒に遊んでいた友達等…それを遊んだ背景に様々な思い出が詰まっていることでしょう。

しかし、このような思い出の品々も中古ショップに売ったり、友達にあげたり、持っていかれたり、、、様々な理由で、今はもう、持ち主の手から離れてしまっていることでしょう。

私はファミコンを中心にレトロゲームソフトのコレクションしています。
基本、コレクター達は美品を追求しますので名前入りカセットは歓迎できるものではありません。
しかし、2003年10月3日、アメリカ、サンディエゴのゲームショップで英語の名前が書かれたNES(ファミコンの海外版)を手にした時、私は気づいたのです。
本当に価値あるものとは何かを。

「思い出のカセットをもう一度、持ち主の手に帰したい!」
それから、名前が書かれたカセットを中心のコレクションが始まり、今では数百本のカセットを「保護」しています。そして、このような試みに賛同してくれた仲間と共にこの博物館を立ち上げました。

もしかしたら、当館のコレクションの中にあなたの思い出が詰まった宝物があるかもしれません。
ぜひ、探してみてください。

それでは、皆さんからの「これは自分のカセットだ!」という、ご連絡をお待ちしております。


最後に、、、
いくつかのメディアでこの取組みを実行すると宣言してから、実現までに大分時間を要してしまいましたが、様々な方々のご協力のもと、ついに実現することができました。その立ち上げにご協力いただいた沢山の方々に、この場をお借りしまして感謝申し上げます。

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